居合刀(真剣)の選び方4 − 鍔

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本身(真剣)の居合刀に付ける鍔で重要なのは、やはりその風格。模造刀の鍔選びでも述べたように、材質は鉄(錬鉄)や赤銅(しゃくどう:銅と金の合金)など様々にありますが、刀身と重量や大きさのバランスがとれた、刀身の姿に映えるそれなりの風格を持った時代鍔の中から選ぶことをおすすめします。

ただ当然ながら時代鍔となると値段も相応で、安価な部類に入るものでも数万円はするのが普通ですから、慎重に選ぶに越したことはありません。選ぶポイントとしては、自身の好み以外にも芸術的な価値や歴史的な価値やがあるかといったことがあげられますが、実はこれがクセモノ。

象嵌や覆輪、彫刻といった芸術的な価値について言えば、まだ目視での判断が比較的容易ですが、例えば、経年による傷や擦れといったものは、その程度にもよりますが、ある程度目の肥えた人でないと、歴史的な価値があると見なして良いのか良くないのかの判断が難しい場合があるからです。

時代鍔を扱う業者(骨董業者など)からしてみると、売れる可能性があれば何でも商品として置いておきたいのが心情で、中には、歴史的な価値がないもの(時代加工をした現代物)に高い値段を付けて堂々と売っていたりする悪徳業者もないとは言い切れません。

ですから時代鍔を選ぶ場合は、居合の師匠なり、鍔の収集家なり、経験と知識のある人に付いて行ってもらうようにすると良いでしょう。自身の好みと予算をあらかじめ話しておけば、その範囲で最適な鍔を推薦してもらえますし、場合によっては業者との値段交渉も有利になるはずです。
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居合刀(真剣)の選び方3 − 柄巻き

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模造刀でも真剣でも、居合刀として使用することを前提にすると、拵の中で最重要になるのはやはり”柄”です。当然ながら最も良く触れる部分になるわけで、刀を操作する上での要であることは言うまでもありませんし、装飾に関しても、最も集中する部分だからです。

ただ真剣の場合、柄を考える上で模擬刀と違って特に重要になるのは、刀に相応しい風格を持ったものにするということ。鍔や鞘を選ぶ場合もそうですが、これを間違うと刀全体の姿が全く見劣りするものになってしまい、最初のうちは良くても、次第に嫌気が差してきてしまうものです。

真剣の場合は、購入した時点で時代拵が付いたものもあるので、その拵の風格が気に入って(もちろん気に入らなければ、刀身のみを購入されると思いますが)、強度的にも居合で使うのに十分なものであれば、そのまま使っても差し支えありませんが、その柄を手直しする場合や新規に作る場合は、注意する必要があります。

既存の柄を手直しして使うのであれば、できるだけ元々の巻き方で巻き直してもらうようにします。これは、柄自体がその巻き方に合ったつくり(形)になっていることがあり、全く違う巻き方にしてしまうのは柄のバランスが崩れてしまう可能性があるため、おすすめできないというのがその理由。

そして新規に作るのであれば、やはり”諸捻り”にすることがおすすめで、これは、模擬刀の柄巻きに関して以前の記事で述べたように、巻き紐の交差する部分が一番高く、柄を握ったときにその交差する部分の間に指がしっかり収まることで、最も滑りにくいからです。

巻き紐は、これもやはり”正絹”がベスト。手触りや見た目の美しさ、そして強度的にも、正絹に勝る素材は他にないと言って良いでしょう。それからこれは蛇足かもしれませんが、既存の柄を使う場合、目釘は新品に換えること。見た目以上に劣化がすすんでいるような場合、そのまま使うと取り返しのつかないことになりかねません。
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