居合刀(真剣)の選び方2 − 刀身の姿(重ね・身幅・反り・樋など)

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居合刀も真剣となると、選ぶ範囲は広大になります。作刀の時期で言えば上古刀から現代刀まで、その時代時代によって大きな作風の傾向はあるものの、一口一口が全て異なりますから、まさに千差万別ですね。

ですから、長さ以外での基本的な選択基準は、姿の好みと購入予算ということになります。ただし、いくら姿が気に入って予算が合うにしても、当然のことながら、身幅が広く重ねの厚い刀というのは重量もかさみますから、自身が実際に居合で扱えるものかどうかという判断などは必要になってきます。

それと、反りの大きな刀に関して言えば、それまでほとんど反りのない模擬刀を使っていた場合などと比べると、切っ先の位置感覚が変わってきますので、操作時に意識して使うことが重要になります。抜刀時、納当時などは怪我をしないよう、特に注意が必要です。

また、樋については、できればあるものを選んだ方が良いと言えるでしょう。昔の兵法書には、「樋のある刀は振った際に風きり音を発するため、夜間の戦闘時などは敵に位置をさとられる。」と書かれているものがあって良くないように思えますが、それは実際に刀で戦闘を行っていた戦国時代の話。

現代の居合において使うのであれば、制定居合の9本目である”添え手突き”などのように、刀身に添え手をする技において刀身を挟みやすいという理由で、樋のある刀の方が有利ということがあるからです。未熟者と言われればそれまでかも知れませんが、樋のない真剣への添え手は指が刃に触れそうで、なかなか上手くできないものです。
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居合刀(真剣)の選び方1 − 刀身の長さ

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居合刀として真剣を使うには、一般的に、全剣連でいえば少なくとも二段以上の腕前が必要と言われています。ただ、一概に二段の腕前とは言っても、その刀の扱いにおける技量は人によってかなりの差があるため、実情としては段位に関係なく、師事する先生の許可を以って使うようになるのがほとんどのケースですよね。

そして、真剣を使う上で最も気をつけなければならないのは、言うまでも無く「ちょっとした操作ミスで、大怪我をしかねない」ということ。居合道を学んでいる者にとって真剣を使えるようになることは誇りでもあるわけですが、その誇りを顕示したいがための見栄は慎まなければなりません。

ですから、模擬刀を選ぶとき以上に慎重な心持で、自分の技量に見合った長さの刀身を選ぶことが大切になります。自分の技量に合うか合わないかは、実際にはその刀を使って居合の技の一連の動きをしてみることでしか分かりませんが、最終的に決める前の候補をあげる際には、使用している模擬刀と同じ長さか、若干短めであることが目安。

あとは姿の好みと予算によりますが、真剣は一口一口が全て異なりますし、現代刀なら自分に合ったものを作刀してもらうこともできますが、選ぶにしても、作刀してもらうにしても、それなりの時間がかかるので、じっくりと腰を据えて事に当たるようにしましょう。

それから余談ですが、既存の刀を選んだ場合に、自分に合わせようとして“磨上(すりあげ:刀身を短くする加工)”をすることだけは避けてください。刀は居合で使う道具であると同時に貴重な美術品でもありますから、磨上を施すことはその価値を大幅に下げることになってしまいます。
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